学習指導歴23年 のべ1万名以上の生徒を指導しています。志田美智代です。

「何回言ったらわかるの?」

この言葉は、なかなかやろうとしない子どもを促しても、ちっともやらないときに出てきますよね。

言っても言っても「早く」「やりなさい」「いつやるの」とやらないとき。

下手したら、無視されているか、「わかった、わかった」といわれるか、「わかった!」と逆切れされるだけか・・・・

実は、この「何回言ったらわかるの?」には怒ってるだけではない理由がちゃんとあるんです。

期待感の裏返し

本当は子どもにやってほしいって思っていたからじゃないですか?

本当ならちゃんとできるはずだ。できる子だと思ってるからじゃないですか?

だって、「あの子にできるはずがない」と思っていたら、「やりなさい」とそんなにも言わないでしょ。だってできないって思ってあきらめますもん。

「あの子はやらない」って思っていたら、声かけなんてしないんですよね。 極端な話だけど。

子どもにはやってほしいと思っているから。できると思っているから。

だから「やればいいのに」と思う。

それが「親の期待」のとおりにやらない子どもに対して期待が裏切られてイライラしたりするんです。

だから、何回言ったらわかるの?ということばでは伝わらなくて、「やったほうがいい」とか「やると嬉しい」という言葉を伝えたほうが

ぐっと子どもがやる気が起きることばなんですよ。