1番伸びるのはこんな生徒さんです!
子どもがこの夏休み前に、学校から成績をもらってきました。
その成績表を見て「うんうん、納得だ」という方はどれくらいみえるのでしょうか?
「そのとおりだけど、不満だ」という方はどれくらいみえるのでしょうか?
学校の成績は、もうご存知かもしれませんが今までの点数、学習態度、学習姿勢、持ち物など、いろんなことを考慮されています。
その割合というのは一定ではない可能性さえあります。
それはわかっていても、「この成績は何とかなるレベルでしょ・・・」とそう思って、頭がくらくらするくらい、「子どものやる気はどこへ行ったのか?」
子どもが伸びるには、どうしたらいいのか?
やる気を出すには一体どうしたらいいのか?
今日はそんな話題についてお伝えしようと思います。
もともとあった子どもたちのやる気が見えなくなった理由のひとつ
楽しみにしていた待望の学校に通い始めた我が子。
ピカピカのランドセルを喜んで肩にかけていったのに、いつの間にか「学校の勉強が面白くない」と言ってくるようになってきた。
それは親が「学校はどうだろう?」と思うハラハラが終わったころに発覚するものです。
最初は学校も、子どもたちが楽しく学校に通ってもらうために、(いつでもそう思ってはいるんですが)「慣れる」ための授業がたくさんあります。
学校に「慣れる」ための行動の授業あとには、各教科が入り、そして宿題も増えていって・・・・
「あれ?」
「幼稚園とは違う」ということを子どもたちも気づいてきます。
幼稚園の中には、チャイムがない幼稚園もありますね。
自由保育といわれるものです。
その子たちにとっては、「全部自由」だったものが「チャイムによって区切られる」ものに変わるので、楽しいことが増えたと感じる機会はあまりないのではないでしょうか?
自由に「やりたい」ことを「やれた」ときには、「やる気を出しなさい」とか「やる気をもって」とか言われなかったでしょう。
だって、「やりたい」という「やる気」で動いているんですからね。
だけど、自由ではないところで「これをやる」と決まっていて、「やらなければいけない状態」で「やる気」というのは、先ほどとくらべてみたときいかがでしょうか。
「やる気」が出る状態では元々ない、ということなんです。
つまり、子どもたちにとっては、今までと違う「生活」に一度に変わったともいえるでしょう。
やりたいと思える気持ちの持たせ方
「やりたい」と思っていたとき、「いろんなことに取り組みたい」という子どもの目は輝いていて、そこに困難なことなんて「ない」って断言できそうなくらいのワクワク感がありますよね。
それを「できない」と思うとき、「自分には無理かも」と思ったときに、だんだんとやる気はなくなっていきます。
つまり、逆を考えてみれば、子どものやる気は「できる」とか「できそう」
そして、「失敗しても大丈夫」という安心感を得られることができたら、育つのです。
では、どうやったら、「できる」とか「できそう」「大丈夫」と子どもがやる気を持てるのでしょうか?
「できる」については「できること」なので、特に問題はないですね。
「出来、不出来」に関わらず、「認めてあげる」(できる)だけでいいのですよね。
「できそう」ということについては、「できる」まで見守る。
または、できるようにそっとサポートするというやり方があります。
さらに「大丈夫」と思えるというのは、「できないかも」という不安よりも「できなくても大丈夫」と思える力です。
そのチカラは、実は一人で出来上がるものではなく、ご家庭で「大丈夫なんだ」という「安全基地」の存在が必要なんですね。
自分が失敗しても帰ることができる場所です。
安心して「やってみても大丈夫」そう思える場所づくりをしてあげていたら、子どもも安心して次に向かえるのです。
やる気が出る、伸びる子は「素直な子」です
「できる」と思って「やってみる」
「できるかも」と思って、誰かの言葉だけではなく、自分のことも信じて「やってみる」
こんなお子さんは素直なお子さんです。
そして、「できない」「不安」と思っていても、誰かから「大丈夫」「やってごらん」と言われたときに、それを受け止めることができるお子さんが、「やってみる」ことができ
きます。
やってみないと、わからないことを「ぐずぐず」言ってるお子さんをみると、イライラするかもしれません。
ですが、誰でもそうですが、どうなるかわからないことにチャレンジすることは怖いものです。
だからこそ、なかなかできないことが多いのに、それでも「やってみよう」って思えるのは・・・・安全基地があるからです。
そして、安心できるそのお子さんも素直だといえるのです。
まとめ
一番伸びるのは、素直なお子さんです。
できる、ことを信じ、できるかも、を信じて、チャレンジすることができるからです。
自分のことを信じることのできるお子さんを育てること、それが「やる気を育てる」のです。